2012年08月18日

★25周年★ 第25回 東京国際映画祭

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2012年02月17日

[映画]『メランコリア』:究極の映画を作ってしまったトリアー監督

昨年は特に素晴らしい映画が(たとえ単館ロードショーであろうと、ほんの数日間で上映打ち切りになってしまった作品であろうと)たくさん公開されたと感じる。

特に、この2作品は映画史に残る!! と、断言していい。
◆ジュリアン・シュナーベル監督の『ミラル』。
◆世紀の大女優メラニー・ロランがその才能を惜しげもなく魅せてくれた『黄色い星の子供たち』。

同時期に製作された映画で、公開が2012年にずれ込んでしまった作品で、とても言葉などで簡単に表現できない傑作がようやく日本でも劇場公開される。それも今月中に2本。 1本目は既に世界中で絶賛されつくされてしまった感があるけれど、
◆ヴィム・ヴァンダース監督がピナ・バウシュの世界を最大級の愛と敬意を込めて映画にした『Pina』(3D)。

そして公開されたばかりの、

◆『メランコリア』 監督:ラース・フォン・トリアー
http://melancholia.jp/main.html

 これこそ同監督の出世作『奇跡の海』をも越えてしまった究極の映画。
 いや、「映画」という枠などはるかに突き抜けてしまった傑作中の傑作。



なんといっても、テーマが凄い。
なんといっても、主演の熱演をかるーく凌駕してしまったシャルロット・ゲーンズブールの存在感のすさまじさ……。
なんといっても、問答無用の映像美。
なんといっても、ひたすらにひたすらに究極……。

いまだからこそ、観なければならない「映画」だ。


takeshi traubert marumoto

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2012年01月07日

★「今年最初に銀幕で観たラテン語圏の傑作映画」

「泥棒と踊り子」1.jpg

慌ただしかった年末年始、なかなか銀幕で映画を観ることが出来ずにいたけれど、今日、ようやく映画を観る機会に恵まれた。

スペイン映画だ。
チリで制作された作品だが、スペインの映画プロダクションやプロデューサーがどうにか資金繰りをし、完成にこぎつけた映画である性質上、「スペイン映画」ということになる。

その映画の名は、
『泥棒と踊り子(原題:
"El Baile de la Victoria")』。
http://elbailedelavictoria.com/index.html

正直のところ、2012年がスタートして一週間も経たないうちに、いきなりとびっきりの傑作に遭遇してしまい、驚きと戸惑いと目からうろこ状態がまだ続いているのだ……

既にもう今年「一般に公開された映画ベスト10」に入れても何の遜色もないほど素晴しい映画だった。

監督は、長編アニメーション映画『チコとリタ』で有名なフェルナンド・トゥルエバ氏。

ストーリーはさほど込み入ってない。
チリのとある刑務所から恩赦で出所した青年と初老の男がシャバで出会う。懲りずに泥棒を企てる無邪気な青年、まっとうな生活に必死に戻ろうとする男、そして孤児として育てられ、さらに聾唖であるがため、才能に満ち溢れながらもホームレス同然の生活をしている若く美しいバレエダンサー。この三人が不思議なクロスを繰り返しながら展開してゆく物語。

とりわけ、魅惑的な踊り子ヴィクトリアを演じたMiranda
Bodenhöfer
の捉えどころのない美しさと魅力は必見、と書きたい。

踊り子「泥棒と踊り子」.jpg

俳優たちの演技力や脚本だけでなく、音楽の使い方からキャメラワークまで、まさに「本物の映画」のみが持つ圧倒的な……映画としての存在感……

ちなみにこの作品、現時点、日本での本格的なローショーもDVD化も予定されていない。
日本語字幕付きで観ることができるチャンスは、麹町にある『セルバンテス文化センター東京(スペイン文化センター)』にて、
114日と21日と28日(全て土曜日)の三回のみ(17日は終了)である。


 
セルバンテス文化センター東京
http://www.tokio.cervantes.es/FichasCultura/Ficha78894_67_25.htm


どの回も観賞無料、予約不要。


この機会にスペイン語圏の国々で制作された真珠のような傑作を、見逃して欲しくはない。


  Takeshi Traubert Marumoto & 丸本武  201217


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2011年03月06日

■人生と世界のすべてを知りたければこの映画を観ればいい 『The Fall』

the_fall_7.jpg

■人生と世界のすべてを知りたければこの映画を観ればいい
 The Fall


The Fall 】という題がつけられたこの映画

  もの凄いものを観てしまった……


子供の頃からそれこそ何千本という映画を観てきたおのれではあるし
映画に関しては誰よりも語り続けられるほど愛情を注いできた
と、自負している。

それにもかかわらず、この「映画」に関しては何かを語るすべを
私は知らない。

これまで、観終えた後、同じような状況に陥ってしまった映画は数えるほどしかないが
この作品もそのひとつになることは間違いない。

先月、旧友のロバート・ハリスbluemoon
に強く勧められ、今日(たったいま)ようやく観た。
深夜から夜明けにかけ……


もし、ダリやアインシュタインやフロイトが観たら、何とコトバするだろう……



追記:この作品、調べてみたらちゃんとオフィシャルサイトがあった。
    click➔
http://www.thefallthemovie.com/


takeshi traubert

(丸本武&タケシ・トラバート)

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2011年02月08日

【GONZO―ならず者ジャーナリスト、ハンター・S・トンプソンのすべて―】を

【GONZO】.jpg


彼の作品ならまだしも、彼自身の何某かについて映像化する。
それは一見、無謀な行為か?

【GONZO―ならず者ジャーナリスト、ハンター・S・トンプソンのすべて―】を観て


ハンター・S・トンプソンという人物に対する個人的な思い入れもあり、はたして彼の半生を正確にドキュメントできるのか? という疑問が先立ち、観る前、正直なところ一抹の不安と期待が入り混じり、少々複雑な思いがあったことは否めなかった。

ところが、始まり出した途端、彼への愛情が画面の隅々から感じられ、“オッ、これは…”と最後まで吸い込まれるように、とり憑かれるように“体感”している己が…

音楽の使われ方も素晴らしく、特に生前、彼がこよなく愛したボブ・ディランの名曲「ミスター・タンバリンマン」が最後に何かを暗示するかのように――画面とシンクロするかのように――流れるのにはシビレる。

今、日本でこの映画が公開されるということは、とても大きな意義があるはず。
マスメディアの腐敗(保身・責任回避・低俗化・自閉化)がエスカレートの一途をたどる現在、かつてアメリカという国にこんな男がいた。
出来事の核心に迫るために、時に裏技・離れ業を駆使しながら突き進んでゆく様は、ジャーナリストのみならず会社務めの日本人にとってさえ力強い応援歌になることだろう。
ヒッピー・カルチャーやビート・ムーブメント、ニュー・ジャーナリズムにこれまで関心もなく、日々悶々と生活してきた観客には、心地良い“カルチャーショック療法”にもなることだろう。
音楽が好きな人にとっては、本来アメリカのロックが持つ社会へのメッセージ性に改めて気付く機会にも。また、当地のミュージシャンが日本と違い、どれだけジャーナリズムやポリティカルの世界と密接に繋がっているのか、知ることが出来るだろう。
そして、この映画で一番大切なのは、どんなに傍から白い目で見られようと、馬鹿にされようと、常に己を貫き一瞬一瞬を輝かせようとする人間は、必ず多くのひとから愛されるということだろうか。

この映画を観て、多くの日本人が日々のニュースをただ見たり聞いたりするだけでなく、あらゆる角度からオリジナルな視点で鋭く分析することが出来るようになることを願う。

2011年2月19日(土)一般公開

トレーラーはこちら↓
http://gonzo-eiga.com/index2.html

丸本武&タケシ・トラバート

posted by タケシ・トラバート at 23:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月06日

■メキシコ(大使館)への旅:天才脚本家の素顔



イラン大統領選、新疆ウイグル、G8サミット……
そして、チェチェン人権活動家暗殺……
ジャーナリズムはどこまで核心に迫っているのか?

と、書き始めて、ハタと我に返る。

イラクやアフガニスタン、コーカサスやアフリカ中部で、
想像を絶する惨たらしさで人々が虐殺されている今、この瞬間に、

私は何をしているのか?

人の死、抜け出せないスパイラルな魂、生のパラドックス、
といった不可避で不可知な領域の断片を、
これまで誰も描けなかった方法とストーリーテリングで銀幕に送り込んだ21世紀最初の天才、
ギジェルモア・アリアガというメキシコ人脚本家・映画監督……

「アモーレス・ペロス」「21g」「バベル」「メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬」の脚本、
そして日本ではこの秋公開予定の「The Burning Plain」で初の監督・脚本を担当し、
また世界を驚かせた“思想家”との4時間……

ガタガタになって今にも崩れ落ちそうな自民党本部から歩いて数分の距離にあるメキシコ大使館別館(奇しくも同じ通りにスーダン大使館とレバノン大使館が無力に立ちすくむ)……

ギジェルモア・アリアガという一度や二度では決して覚えられないような名前を持つ男と、その男が作り上げた奇跡のような映画

『あの日、欲望の大地で』という邦題が附されたノーマンズランド…

仕組まれたかのような強烈な出逢い

6年前、『21g』を完成させたアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリト氏と、
主役を務めた世界最高の俳優ベニシオ・デル・トロと初めて逢ってから、
クレジットだけの謎の存在だった“あの男”と、
ようやく逢えたのだから、

何か書かねばならないのだろうが・・・

もうひとりの自分が それを阻止しようとしている



タケシ・トラバート(丸本武)
posted by タケシ・トラバート at 01:55| Comment(0) | 映画雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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