2012年01月15日

「我々が生涯で最も知りたいこととは」



★しんらばんしょうのひとかけら.jpg






と、いうタイトルと、個々の答えリストは、私が長年に渡って少しずつ手を染めてきた重たいライフワークのひとつ。

「我々」、という表現はいかにも漠然としているので、
「人類」、といった風にもう少し具体化してみる。
いや、それでもまだ漠然としているので、
単に「人間」、という風に身近なコトバに置き換えても差し支えない。

それはともかく、この地球という惑星に生息する我々ヒト科の知的好奇心として、
“何を置いても知りたいこと”のヴァリエーションは、さほど多くないと思う。
たとえば、
「いつ我々が住む宇宙が誕生し、人類が誕生し、いつ我々が住む宇宙が消滅し、人類の記憶が永遠に失われるのか?」
「神はここ数千年間、厄介な病にうなされ高熱で耄碌朦朧、昏睡状態なのか?」
「リインカネーション?」
「あのコは俺に飽きたのか?」
「次の余震は?」
「女、とは?」
「男、とは?」
「森羅万象とは?」
etc.

ヒトそれぞれ多種多様だろうけれど、どれも突き詰めて突き詰めて突き詰めれば、核を成すテーマは同じになるかもしれない。
と、何の根拠もなく勝手に想像するのも今宵悪くない。
が、腐ってもブログ。読み手がいると無理してでも想定して書かねばならない(?)。

もとい、
――キミが今も昔も最も知りたいことがあるとすれば、それは何かね?――
と筆者が誰に問われたならば、はたしてどう答えよう。
知りたいことは幾らでもあるけれど、最も知りたいことヒトつ、という条件が付くなら難しい。

 ――何故、わたくし、いま、ここに、いるの?――

とりあえず、こう答えておこう......
ところで自分のことはどうでもいい。
いまこの時代に地球に住むすべての老若男女が、
「唯一最も知りたいことは?」という質問に真剣に答えたとしたら、
上位を占めるのは、
おそらくすべて“存在”にまつわるものだろう、
と勝手に想像する。

それで、何なの? だからどうしたっていうの? と切り返されたら途方にくれるが、長年に渡って後頭部から視床下部にかけての厄介なゾーンに寄生する、ある種のキチガイじみた好奇心と本能が、くだんの問いでもって、おのれの思考や自我をホワイトアウトの世界に放り込む。
一時的とはいえ、極度の疲労をもたらし、その度合いが年々ひどくなってきている。
万物の全てを知りたい、という人間独自の極めて本能に近い“欲望”は、そして、とどまることを知らない。

いま、私は、最も知っておくべきことからも、最も知りたいことからも、きっとはるか遠くを歩いている。

と、最後は強引に格好ツケておこう。


        takeshi traubet marumoto & 丸本武

posted by タケシ・トラバート at 02:55| Comment(0) | TrackBack(0) | エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月12日

【告知】1月中にぜひ参加したいイベント etc.

 

現場から
コピーライトマークTakeshi Marumoto


遅ればせながら、明けましておめでとうございます。
と、
めでたい時期はほんの一瞬……

今月後半のイベント情報を「チェチェンニュース」より転記転載いたします。
このグループが推薦するイベントは常にクオリティーが高く、有意義なものばかりです。
筆者自身、すべてに参加することは出来ませんが、ぜひ貴重な情報をシェアさせて頂きたいと思います。

 以下、chechennews より

     *********************************
1/14,15 脱原発世界会議 :http://npfree.jp/

1/16 緊急集会「原発? No,thank you!」ヨルダンの国会議員・弁護士は訴える。
  
http://midan.exblog.jp/17291716/
  日本政府は原発輸出をやめるべき。

1/16 連続講座「共通番号制・国民ID」を問う 第2回
  
「住基ネット裁判から見た共通番号制」
  
(明治神宮前,神宮前区民会館)
  
http://www5f.biglobe.ne.jp/~yabure/action/2012/01-16/

1/21,22 JCAS次世代ワークショップ
  
「折り重なる境界、揺れ動く境界――比較の中のパレスチナ/イスラエル複合紛争」
  
(早稲田,早稲田大学)
  
http://tinyurl.com/74ybw98

1/21 無手勝流ロシア語通訳 -ジグザグ道をまっしぐら-
  
(三軒茶屋,昭和女子大学)
  
http://www.yuken-jp.com/seminars/index.html

1/28 FMアースラジオ:
 
 「パーマカルチャーの創始者デビッド・ホルムグレンへのインタビュー」
  
http://hkokublog.blog69.fc2.com/


 ★映画

映画「""を生きる」緊急公開!
  
http://doi-toshikuni.net/j/ikiru/

映画「ぼくたちは見たーガザ・サムニ家の子どもたち」各地で上映中!
  
http://whatwesaw.jp/

  以上です。今年もよろしくおねがいします。
 
 chechennews editor@chechennews.org

    *****************************

posted by タケシ・トラバート at 20:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 告知 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月07日

★「今年最初に銀幕で観たラテン語圏の傑作映画」

「泥棒と踊り子」1.jpg

慌ただしかった年末年始、なかなか銀幕で映画を観ることが出来ずにいたけれど、今日、ようやく映画を観る機会に恵まれた。

スペイン映画だ。
チリで制作された作品だが、スペインの映画プロダクションやプロデューサーがどうにか資金繰りをし、完成にこぎつけた映画である性質上、「スペイン映画」ということになる。

その映画の名は、
『泥棒と踊り子(原題:
"El Baile de la Victoria")』。
http://elbailedelavictoria.com/index.html

正直のところ、2012年がスタートして一週間も経たないうちに、いきなりとびっきりの傑作に遭遇してしまい、驚きと戸惑いと目からうろこ状態がまだ続いているのだ……

既にもう今年「一般に公開された映画ベスト10」に入れても何の遜色もないほど素晴しい映画だった。

監督は、長編アニメーション映画『チコとリタ』で有名なフェルナンド・トゥルエバ氏。

ストーリーはさほど込み入ってない。
チリのとある刑務所から恩赦で出所した青年と初老の男がシャバで出会う。懲りずに泥棒を企てる無邪気な青年、まっとうな生活に必死に戻ろうとする男、そして孤児として育てられ、さらに聾唖であるがため、才能に満ち溢れながらもホームレス同然の生活をしている若く美しいバレエダンサー。この三人が不思議なクロスを繰り返しながら展開してゆく物語。

とりわけ、魅惑的な踊り子ヴィクトリアを演じたMiranda
Bodenhöfer
の捉えどころのない美しさと魅力は必見、と書きたい。

踊り子「泥棒と踊り子」.jpg

俳優たちの演技力や脚本だけでなく、音楽の使い方からキャメラワークまで、まさに「本物の映画」のみが持つ圧倒的な……映画としての存在感……

ちなみにこの作品、現時点、日本での本格的なローショーもDVD化も予定されていない。
日本語字幕付きで観ることができるチャンスは、麹町にある『セルバンテス文化センター東京(スペイン文化センター)』にて、
114日と21日と28日(全て土曜日)の三回のみ(17日は終了)である。


 
セルバンテス文化センター東京
http://www.tokio.cervantes.es/FichasCultura/Ficha78894_67_25.htm


どの回も観賞無料、予約不要。


この機会にスペイン語圏の国々で制作された真珠のような傑作を、見逃して欲しくはない。


  Takeshi Traubert Marumoto & 丸本武  201217


posted by タケシ・トラバート at 22:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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